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有感地震と無感地震の違いとは?地震の回数は?止まるとどうなる?

有感地震 無感地震 違い

この記事で分かること
  • 有感地震と無感地震の違い
  • 地震の回数
  • 地震が止まるとどうなるか

地震は、人が揺れ(地震動)を感じる有感地震と感じない(気づかない)無感地震に分類されます。

日本では頻繁に地震が起こっていますが、実は、私たちが感じている地震以外だけでなく、私たちは気づかないが震度計は記録している地震があるのです。

また、日本などの地震大国では、地震による揺れが起こっている状態がスタンダードだと考え、地震が止まるのが異常事態だと主張する人もいますが、実際のところはどうなのでしょうか。

この記事では、有感地震と無感地震の違いと回数、地震が止まる影響について解説します。

有感地震とは

有感地震とは、人体が感じることができる地震です。

気象庁震度階級(震度)では、震度0、震度1、震度2、震度3、震度4、震度5弱、震度5強、震度6弱、震度6強、震度7の10段階の震度が設けられています。

このうちほぼ揺れを感じない震度0を除く、震度1~震度7が有感地震です。

なお、「人が感じることができる」地震ですが、実際に感じるか否かは個人差があり、地震発生時の周辺状況によっても異なります。

震度階級ごとの感じ方について確認しておきます。

震度階級感じ方
震度0揺れは感じない

(震度計は記録している無感地震)

震度1静かな室内などではわずかに地震の揺れを感じることがあるが、気づかない人も多い
震度2静かな状況では揺れを感じる人が多く、寝ていても目を覚ます人がいる
震度3屋内にいる多くの人が揺れを感じ、屋内でも揺れを感じる人がいる他、寝ていても揺れを感じて目を覚ますことがある
震度4屋内では揺れの強さに驚く人が多く、屋外でも多くの人が揺れを感じ、寝ていても多くの人が目を覚ます
震度5弱屋内外を問わず強い揺れを感じ、揺れの強さに恐怖を感じる
震度5強揺れの強さでバランスを保って保つのが難しく、何かに掴まって歩かないとまっすぐ歩きにくい
震度6弱強い揺れの影響で立っているのが難しい
震度6強強い揺れの影響で立っていられない
震度7立っていられず、揺れに身体が翻弄される

※揺れの感じ方には個人差があります。

MEMO

気象庁震度階級とは気象庁などが定めた、日本で使用される地震の震度階級(地震の揺れの大きさを10段階の階級で表す指標)です。

 

震度5と6にはそれぞれ弱・強が設定されているので、最大震度は7です。

震度については、別の記事で詳しく解説しています。

震度とマグニチュードの違いについても触れているので、関心がある方は読んでください。

有感地震の回数

気象庁の震度データベース検索では、地震の発生日時、最大震度、観測された震度の検索条件を指定して、震度別の地震回数を検索することができます。

同データベースによると、2017年1月1日から12月31日までに発生した有感地震(最大震度1以上の地震)の回数は2025回(2018年は1月1日から12月26日現在までで2152回)です。

このうち震度5を超える地震は8回となっています。

なお、2017年の月ごとの有感地震の回数は、以下のとおりです。

期間回数
1月153
2月145
3月157
4月184
5月164
6月218
7月177
8月210
9月188
10月143
11月144
12月142

なお、近年では、東日本大震災が発生した2011年が10680回、熊本地震が発生した2016年が6587回となっており、大地震が発生した年は有感地震が突出して多くなることが分かります。

有感地震が止まると大地震が起こるという迷信

有感地震が止まることは、大地震が起こる前兆だという話を耳にすることがあります。

日本だけでなく海外でも同じような話をする人がおり、「普段は頻繁に揺れているのに」科学的な根拠は示されていません。

無感地震とは

無感地震とは、人体が感じることができない地震です。

つまり、人は感じないが震度計で計測される地震が無感地震です。

気象庁震度階級の震度0が無感地震に当てはまります。

震度0とは

震度0とは、上で解説したとおり、気象庁震度階級の最も小さい震度階級です。

人が揺れを感じることはなく、屋内にも屋外にも目立った変化はありませんが、震度計には記録される程度の揺れが生じています。

無感地震の回数

1996年の震度階級改定により、それまでの体感観測が完全に廃止されて震度計による観測に移行しており、震度計では無感地震が計測されています。

しかし、気象庁の震度データベース検索では震度0の地震を検索することができず、正確な回数は把握できません。

なお、国立研究開発法人「防災科学技術研究所」が運営する「Hi-net 好感度地震観測網」では、無感地震の計測結果を確認することができます。

MEMO

防災科学技術研究所とは、防災科学技術水準の向上を目的として、防災関連の基礎研究や基盤となる研究・開発などの業務を行う研究所のことです。

無感地震が止まると大地震が起こるという説

無感地震についても、有感地震と同じく、止まると大地震が起こるという人がいますが、科学的な根拠はありません。

まとめ

有感地震と無感地震の違いは、震度計で観測されるかどうかの違いです。

いずれの地震も止まると大地震など天変地異が発生すると言われていますが、科学的な根拠は示されていません。

【参考】