災害への備えを日常に!防災グッズをもっと身近に!

女性向け防災グッズ:リスト一覧とおすすめ防災セットを防災士が解説

女性用 防災グッズ 防災セット

この記事で分かること
  • 女性に必要な防災グッズ
  • 女性におすすめの防災セット

防災セットや防災グッズは、性別によって備えるものが異なります。

女性の場合、衛生面や防犯対策、プライバシーに関するグッズを男性よりも充実させておかないと、被災したときに不便さや苦痛を感じることになります。

また、避難生活中でも見た目には最低限の気を使いたいという人は多いので、美容グッズとして何を備えるかということも考える必要があります。

この記事では、女性向けの防災グッズについて、必要なグッズのリスト一覧を示し、各グッズを一つひとつ解説します。

MEMO

「衛生用品と美容グッズはもっと備えておけば良かった。」

 

これは、被災経験のある女性の多くが口にする言葉です。

 

備えるときには意識されにくい衛生用品や美容グッズですが、実際に被災すると必要性の高さを実感する人が多いのです。

女性に必要な防災グッズリスト一覧

女性に必要な防災グッズをリスト形式でまとめています。

まずは、女性用の防災グッズにどのようなものがあるのか確認してみましょう。

持ち歩き用持ち出し用備蓄用
防災リュック
独身なら軽めのキャリーリュック、小さい子供がいるなら軽めのリュックサック
ポーチ
防災ポーチ作成用
ホイッスル
防犯&救援要請用
簡易トイレ

5回分(1日分)

15~35回分(3~7日分)

3回分で足りるという意見もあるが、生理のことを考えて多めに
生理用ナプキン

4~5枚

最も多い日に使う枚数(1日分)

1周期分

普段使っているものを備える

下着ライナー

2~3枚(1日分)

3~7日分

普段使っているものを備える
防臭袋

1~2枚

10枚

1セット

通常のごみ袋ではなくニオイをシャットする防臭袋を備える

ブラ付きインナー

1枚

3~7日分

普段着ているものや着てみてフィットしたものを備える
紙ショーツ

5~6枚

1周期分

生理時に備えて多めに
アルミブランケット

1枚

体全体が収まるサイズ
マスク

1枚

1枚

3~7枚

粉塵対策、感染症予防、すっぴん隠し

水なしシャンプー
1家庭につき1つで足りる
歯磨きシート

1パック

1~2パック

水なしで使用できる歯磨きシートを備える
ウェットティッシュ

1パック

2~3パック

ノンアルコール・無香料のもの

≪防災安全協会認定 高防水ターポリンリュック採用≫ 防災セットLA・PITAシリーズ

すでに備えているものや、備えようとしていたものはありましたか。

性別に関わらず最低限必要な防災グッズは、以下のとおりです。

持ち歩き用持ち出し用備蓄用
保存水

500ml×1

500ml×3(1日分)

500ml×9~21(3~7日分)

非常食

1食

3食(1日分)

9~21食(3~7日分)

充電器

モバイルバッテリー

乾電池式充電器

(★)

(小型発電機など)

タオル
レインコート
現金
顔写真付きの身分証明書のコピー

※女性に必要な防災グッズで挙げたグッズは省略

MEMO

防災グッズは、持ち歩き用、持ち出し用、備蓄品の3つに分けて備えておくのが基本です。

持ち歩き用日頃から常に持ち歩く防災セット(防災ポーチ)

災害発生直後に身を守るための備え

持ち出し用避難時に持ち出す防災セット

避難時や災害発生後1日間のための備え

備蓄品家に置いておき、自宅避難時や避難後災害が落ち着いた後に持ち出す防災セット

災害発生後、行政が災害支援を本格的に開始するまでの72時間(大規模災害の場合は1週間程度)を生き抜くための備え

東日本大震災のような大規模災害が発生した場合、行政の支援が本格化するまでに3日以上かかることが想定されるので、1週間程度の備蓄をしておくことが推奨されています。

一般的な持ち出し用防災セットに入れておく防災グッズについては、別の記事で詳しく解説しています。

持ち出し用防災セットの中身リスト一覧!最低限必要な防災グッズを防災士が徹底解説

女性に必要な防災グッズの選び方

女性に必要な防災グッズの選び方と備え方を、一つひとつ解説していきます。

防災リュック

防災リュックの選び方
  • 運びやすさを重視する
  • 小さい子供の有無で選ぶ防災リュックを変える

運びやすさを重視する

女性は、男性よりも身体が小さく体力もない人が多いので、男性以上に持ちやすい大きさ・重さ・形状を重視して防災リュックを選ぶことになります。

中でも重視したいのが、重さと運びやすさです。

重い荷物を背負って避難するのはしんどいので、背負うだけでなく転がすこともできるキャリーリュックを備えておきます。

破損したり水没したりした道路では背負い、それ以外は転がして持ち運ぶことができるので、負担が軽くなるからです。

小さい子供の有無で選ぶ防災リュックを変える

ただし、小さい子供がいる場合、キャリーリュックはおすすめできません。

小さい子供がいると、避難時には子供の手を引いたり、子供を抱っこしたりした状態で防災リュックを持ち出すことになります。

キャリーリュックを転がしながら子供の手を引くと両手が塞がり、急な事態に対応しにくくなります。

また、子供を抱っこした状態でキャリーリュックを転がすのは難しいですし、悪路で背負い直すのも手間がかかります。

特に、抱っこひもがない場合は大変です。

小さな子供がいる場合は、キャリーリュックではなく、軽くて容量が大きな防災リュックを備えることをおすすめします。


赤ちゃんや子供(小学生)がいる場合の防災グッズの備え方については、別の記事で詳しく解説しています。

赤ちゃんに必要な防災グッズのリスト一覧!防災セットのおすすめを防災士が解説

子供向けの防災グッズ:中身リストと防災セットのおすすめを防災士が解説

ポーチ

ポーチの選び方
  • 持ち運びやすい大きさ・重さ・厚さ
  • 中身が見えるもの

持ち運びやすい大きさ・重さ・厚さ

防災ポーチは、最低限の防災グッズを平時から常に持ち歩きます。

そのため、普段使いのカバンに無理なく入り、持ち歩くことが負担に感じないような大きさ・重さ・厚さを意識する必要があります。

具体的には、高さ15cm×幅20cm×奥行き7cm程度、重さは50gまでに抑えておけば、負担が少ないです。

数値だと分かりにくい場合は、生理用品を入れるポーチのサイズを目安にすると良いでしょう。

中身が見える

防災ポーチは、災害直後に必要なグッズをすぐ取り出せることが非常に重要です。

中身が見えるポーチを選んでおけば、サッと取り出して中身を確認して必要なグッズを取り出すことができます。

中身や入れた場所を覚えておく方法もありますが、中身が見えることに越したことはありません。

ホイッスル

ホイッスルの選び方
  • 人の耳に聞こえやすい音
  • ブザー機能

ホイッスルは、周囲に救援を求めるために必要な防災グッズですが、女性の場合、防犯の役目も果たします。

悲しいことですが、災害発生時には毎回のように性的暴行や嫌がらせが発生します。

そのため、常にホイッスルを首から下げておき、何かあればすぐ鳴らせるように備えておくことが大切です。

防災グッズとしてホイッスルを備える場合、複数の周波数が大音量で出ることを重視して選びます。

吹くタイプの通常のホイッスルでも良いのですが、防災と防犯を兼ねる場合、ボタンを押すだけで非常に大きな音が出せる電子ホイッスルがおすすめです。

人の耳に聞こえやすい音

音には、人の耳に聞こえやすい音と聞こえにくい音があるので、人の耳に聞こえやすい音が出るホイッスルを選びます。

複数の周波数の音が出るものであれば、それだけ気づいてもらえる確率が上がります。

防災グッズとして販売されているホイッスルであれば、ほとんどは聞こえやすい音が出るように作られています。

ブザー機能

ホイッスルを吹くことができない状況に陥ることを想定し、ライトやブザーの機能が付いたホイッスルを購入しておくと、より安心です。

【ホイッスル】コクヨ/防災用救助笛ツインウェーブ

簡易トイレ

簡易トイレの選び方
  • 多めに
  • 凝固剤不要

多めに

災害発生から避難所に仮設トイレが設置されるまでには一定の時間がかかります。

女性用の仮設トイレには長蛇の列ができ、並んでから何時間も待つことも珍しくありません。

おしっこを我慢すると膀胱炎になるリスクがありますし、トイレ待ちで疲れて体調を崩す人もいるので、簡易トイレは必ず備えておいてください。

また、生理期間に被災した場合を想定し、多めに備えておくことをおすすめします。

MEMO

便座は、基本的には1家庭につき1つあれば足ります。

 

ただし、家族が多い場合やトイレが近い人が多い場合は、2つ備えておいても良いでしょう。

防災コラム

簡易トイレを使うときに気になるのが周囲の目です。

 

シートや衝立などで囲まれた場所であっても、「何かの拍子に人に見られるかもしれないと不安だった。」と語る被災者女性はとても多いです。

 

こうした不安を和らげることができる防災グッズが、目隠しポンチョです。

 

着替えのときに頭からかぶって中を見えなくするグッズですが、簡易トイレを使うときにかぶっておけば、周囲の目を気にせずに済みます。

 

市販の防災セットに含まれていることが多いですが、なければ購入を検討してください。

 

選ぶときのポイントは生地が透けないことです。

凝固剤不要が使いやすい

簡易トイレには、凝固剤が必要なものと必要ないものがあります。

使用後の手間を考えると、凝固剤不要の簡易トイレがおすすめです。

ただし、凝固剤を使用するものより価格が高くなるので、多く備えるほど負担が大きくなります。

防災コラム

「自宅避難なら簡易トイレは必要ない。」と思っている人がいますが、断水するとトイレの水が流せなくなります。

 

断水は、地震などの自然災害、水道管の異常、雨不足など様々な原因で起こり、復旧までに時間がかかることも少なくありません。

 

マンションの場合、1ヶ所で断水すると他の箇所でも調子が悪くなるケースもあります。

 

そのため、持ち出し用防災セットだけでなく、備蓄用にも簡易トイレを備えておくことが大切です。

生理用ナプキン

生理用ナプキンの選び方
  • 普段使いの商品を備える

普段使いの商品を備える

地震などの災害はいつどこで発生するか分からないので、生理用ナプキンは常に持ち歩くことが大切です。

生理用ナプキンは、触感、フィット感、羽の有無などに差があり、種類が変わると付けたときに違和感を覚えることが多いです。

被災時には、できるだけ平時と同じ生活を送ることがストレスの軽減につながるので、普段から使用しているものを備えておくようにしましょう。

災害発生時用の生理用ナプキンも開発されていますが、万人受けするものではないので、普段使いのナプキンで十分です。

下着ライナー

下着ライナーの選び方
  • 普段使いの商品を備える

普段使いの商品を備える

生理用ナプキンと同じく、普段から使用している下着ライナーを備えておきます。

下着ライナーには、おりものの不快感を和らげるだけでなく、下着の汚れを防ぐ効果もあるので、下着を替える回数を減らすためにも備えておきたいところです。

防臭袋

防臭袋の選び方
  • S~Mサイズを備える

S~Mサイズを備える

避難所では「ニオイ」も気になります。

使用済みの生理用ナプキンや簡易トイレのニオイは、防臭袋に入れてシャットアウトします。

防災グッズとしては、赤ちゃんや高齢者の使用済おむつからペットのウンチまであらゆるニオイに対応した「驚異の防臭袋BOS」がおすすめです。

BOSにはSSからLLまで5つの種類がありますが、生理用ナプキンや簡易トイレ用だとS~Mサイズの使い勝手が良いです。

ブラ付きインナー

ブラ付きインナーの備え方
  • 1度使用しておく

災害発生時、自分に合うサイズのブラが届くとは限らず、合わないからと言ってノーブラで過ごすわけにもいかないので、自分に合うブラを備えておく必要があります。

便利なのはブラ付きインナー(ブラ付きキャミソール)です。

1度使用しておく

ブラのサイズはメーカーや商品によって差が大きく、同じサイズでも「なんだかフィット感がない」ということも珍しくありません。

避難生活中に合わないブラを着け続けるのはストレスがたまるので、普段使いと同じものを備えるか、防災セットに入れる前に試着しておきましょう。

ユニクロのブラバレエネックTやエアリズムブラトップ、GUのブラフィール、無印商品のカップ付きインナー、しまむらのカップ付きキャミソールなど種類が豊富なので、自分に合うものを探してみてください。

紙ショーツ

紙ショーツの備え方
  • 下着仕様・個包装タイプを選ぶ

避難所では思うように洗濯ができないことが多いので、使い捨ての下着として紙ショーツを備えておくと安心です。

下着仕様・個包装タイプを選ぶ

紙ショーツにはエステで使用するタイプ、下着タイプ、紙おむつタイプがありますが、防災グッズとして備えるのは下着仕様で個包装のタイプです。

1~2枚あれば足りますが、生理中に被災することを想定し、5~6枚は備えておきましょう。

断水や停電で選択ができないときにも役立ちます。

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アルミブランケット

アルミブランケットの選び方
  • 全身を覆えるものを備える

全身を覆えるものを備える

アルミブランケットは防寒対策用の防災グッズの定番です。

「薄い」「軽い」「暖かい」の三拍子がそろった、避難時の寒さ対策には欠かせない防災グッズです。

防災メーカーやアウトドアメーカーから様々なアルミブランケットが販売されていますが、選ぶポイントは全身が覆えることです。

性別や年齢に関わらず防災グッズの必需品の一つですが、特に女性の場合は冷え性の人や体調を崩しやすい人が多いので、あえて女性用防災グッズとして紹介しています。

マスク

マスクの選び方
  • 使い捨てマスク

使い捨てマスク

避難所では感染症にかかるリスクが高くなるので、衛生管理のためにマスクの着用は必須です。

すっぴんを見られたくない人にとっては、周囲の目から顔を隠すためにもマスクが重要な役目を果たします。

災害発生場所やその付近は粉塵やほこりが多いので、使い捨てマスクを備えておき、少なくとも1日おきに取り換えましょう。

快適ガード のど潤いぬれマスク 無香タイプ レギュラーサイズ 3セット入
防災コラム

マスクと同じくすっぴんを隠すのに役立つのが、帽子とサングラスです。

 

避難や避難所生活では想像以上に人と会う機会が多くなるので、一目が気になる場合は必須アイテムになります。

 

夏場の暑さや日焼けの対策にも使えるので、防災リュックに余裕があれば入れておきましょう。

水なしシャンプー

水なしシャンプーの選び方
  • 1家庭に1つ

1家庭に1つ

水なしシャンプーは、髪を清潔に保つだけでなく、髪のベタツキやニオイからくるストレスを和らげてくれるグッズです。

防災セットに必ず備えなければならない防災グッズではありませんが、避難生活の衛生管理やストレスの緩和に大きな役目を果たします。

特に女性の場合、見た目やニオイには敏感な方が多いので、備えておきたいところです。

ボトルタイプを1つ備えておけば、家族全員が一緒に使うことができます。

歯磨きシート

歯磨きシートの備え方
  • 歯ブラシではなく歯磨きシートを備える

歯ブラシではなく歯磨きシートを備える

避難所では水が十分に手に入らないことが多いですし、自宅避難でも断水して水が使えなくなることがあります。

そんな時に役立つのが、水を使わずに歯を磨くことができる歯磨きシートです。

口内環境の悪化は口臭、口の渇き、虫歯の原因になり、痛みや不快感で食欲不振や睡眠不足に陥ると体力が低下して体調も悪くなります。

少なくとも1日に1度はしっかりと歯を磨き、お口を清潔に保つようにしてください。

ウェットティッシュ

ウェットティッシュの備え方
  • ノンアルコール・無香料

ノンアルコール・無香料

体のベタツキやニオイによる不快感は、強いストレスになります。

ただでさえ被災して強いストレスにさらされた状態なので、体を清潔に保って少しでもストレスを抑えるのは大切なことです。

また、災害発生時には水が手に入りにくいので、食事前とトイレ後はウェットティッシュで手を拭き、衛生管理に努めましょう。

刺激が少ないノンアルコールで無香料のウェットティッシュがおすすめです。

女性におすすめの防災セット

女性におすすめの防災セットは、小さな子供がいるかどうかで異なります。

小さな子供がいない場合:ものすごい防災セットプレミアム

女性に必要な防災グッズは、男性よりも種類が多く、防災セット全体も重くなる傾向があります。

そのため、いかに「体力を消耗せず持ち運ぶことができるか」、「必要な防災グッズを無理なく収納できるか」、「女性に必要な防災グッズが豊富に含まれるか」という点がポイントになります。

これらのポイントを満たすのが、ものすごい防災セットプレミアムです。

ものすごい防災セットプレミアムにはキャリーリュックが付いており、防災セットを悪路を歩くときや緊急時以外は転がして運ぶことができます。

体ふきシートや水なしシャンプーなど避難所での快適さを保つグッズが豊富ですし、キャリーリュックの容量も27Lと大きいので、買い足したグッズもたくさん入れておけます。

「転がす」「背負う」「持つ」3WAYキャリーリュック採用 ものすごい防災セットシリーズ

注意

市販の防災セットには最低限必要な防災グッズが入っていますが、女性に必要な防災グッズを全てカバーしているわけではありません。

 

そのため、購入後に必要なグッズを買い足す必要があります。

ものすごい防災セットプレミアムの中身リスト一覧

防災リュックキャリーリュック、容量:約27L、撥水:なし、反射材:あり
1つ
非常食5年保存アルファ米、7.5年保存クッキー、5年保存野菜ジュース
3つ(3種類)、1個、2本
保存水7年保存水500ml
3本
ダイナモライトLEDライト、AM/FMラジオ、サイレン、手回し蓄電、USB充電、(スマホ・携帯充電)
1つ
ホイッスル蓄光材あり・音量95db
1つ
簡易トイレ凝固剤不要3セット
1つ
体ふきシートノンアルコール・70枚
1つ
水なしシャンプー250ml
1つ
マスク1つ
レインコート長さ110cm×幅65cm×腕78cm
1つ
軍手1つ
目隠しポンチョ幅99cm×高さ119cm
1つ
ランタンLED12灯・防滴仕様
1つ
アルミブランケット213×137cm
1つ
エアーマット長さ約190cm×幅約70cm×厚み約5.5cm
1つ
寝袋100×200cm
1つ
ウォーターバッグ6Lが1つ
衣類圧縮袋1つ
救急セット1つ
乾電池単三が4つ

赤字が女性に必要な防災グッズです。

「転がす」「背負う」「持つ」3WAYキャリーリュック採用 ものすごい防災セットシリーズ

買い足す防災グッズ

生理用ナプキン、下着ライナー、防臭袋、ブラ付きインナー、紙ショーツ

小さい子供のいる場合:SHELTER

小さい子供がいると、避難時に子供を抱っこした状態で防災セットを持ち出さなくてはなりません。

子供用のグッズも入れると防災リュックが重くなるので、キャリーリュックを使った方が負担は軽くて済みます。

しかし、避難時に子供を抱っこしたままを背負ったり転がしたりするのは手間と負担がかかりますし、緊急時には素早く持ち替えられないこともあります。

また、子供の手を引いてキャリーリュックを転がすと、両手が塞がってしまいます。

そのため、小さな子供がいる場合は、できるだけ軽く、子供用のグッズがたくさん入る容量の大きな防災リュックが付いた防災セットが適しています。

おすすめなのは、ものすごい防災セットプレミアムと同じ防災メーカーが販売するSHELTERです。

重さ約500g、容量35Lという軽さと大容量が特徴の防災リュックが付いており、その他の防災グッズも豊富なので、子連れで避難するのに向いています。

シリーズ累計販売数60,000セット突破 防災セットSHELTERシリーズ

SHELTERの中身リスト一覧

防災リュックリックサック、容量:約35L、撥水:あり、反射材:あり
1つ
非常食7年保存アルファ米、5年保存ライスクッキー、5年保存野菜ジュース
3種類、1個、1本
保存水7年保存水500ml×3
3本
ダイナモライト

(ラジオ)

 

LEDライト、AM/FMラジオ、サイレン、手回し蓄電、USB充電、(スマホ・携帯充電)
1つ
ホイッスル蓄光材あり、音量95db
1つ
簡易トイレ凝固剤不要・3回セット
1つ
体ふきシートノンアルコール・70枚
1つ
マスク1つ
レインコート長さ110cm×幅65cm×腕78cm
1つ
軍手1つ
目隠しポンチョ幅99cm×高さ119cm
1つ
ランタンLED12灯・防滴仕様
1つ
アルミブランケット213×137cm
1つ
エアーマット長さ約190cm×幅約58cm×厚み約5cm
1つ
寝袋100×200cm
1つ
ウォーターバッグ6Lが1つ
救急セット1つ
乾電池単三が4本

赤字が女性に必要な防災グッズです。

シリーズ累計販売数60,000セット突破 防災セットSHELTERシリーズ

買い足す防災グッズ

生理用ナプキン、下着ライナー、防臭袋、ブラ付きインナー、紙ショーツ、水なしシャンプー、歯磨きシート

女性用防災グッズが豊富な防災セット:LA・PITA

小さな子供がおらず、健康で体力の不安もない場合、LA・PITAがおすすめです。

LA・PITAは、ものすごい防災セットプレミアムやSHELTERと同じ防災メーカーが開発した防災セットです。

同社が販売する防災セットの最上位モデルで、テント生地を使用したデザイン性の高い防災リュックや、避難生活を快適に過ごすことを重視した防災グッズのラインナップが特徴です。

≪防災安全協会認定 高防水ターポリンリュック採用≫ 防災セットLA・PITAシリーズ

LA・PITAの中身リスト一覧

防災リュックリュックサック、容量:約24L、撥水:あり、反射材:あり
非常食5年保存アルファ米×3種類、5年保存ミルクスティック×1
保存水7年保存水500ml×3
ダイナモライト

(ラジオ)

LEDライト、AM/FMラジオ、サイレン、手回し蓄電、USB充電、(スマホ・携帯充電)
ホイッスル蓄光材あり・音量95db
簡易トイレ凝固剤不要・3回セット
体ふきシートノンアルコール・70枚
歯磨きシート水不要
水なしシャンプー250ml
マスクあり
レインコート長さ110cm×幅65cm×腕78cm
軍手あり
目隠しポンチョ幅99cm×高さ119cm
ランタンLED12灯・防滴仕様
アルミブランケット213×137cm
エアーマット長さ約190cm×幅約70cm×厚み約5.5cm
寝袋100×200cm
アイマスクあり
耳栓あり
ウォーターバッグ10L
衣類圧縮袋あり
救急セットあり
乾電池単三×4
発熱材モーリアン ヒートパック×3

赤字が女性に必要な防災グッズです。

≪防災安全協会認定 高防水ターポリンリュック採用≫ 防災セットLA・PITAシリーズ

買い足す防災グッズ

生理用ナプキン、下着ライナー、防臭袋、ブラ付きインナー、紙ショーツ

女性用の防災グッズもある

この記事で紹介したのは、いずれも性別に関係なく使える防災セットです。

近年は、女性用の防災グッズを販売する防災メーカーも増えており、女性に必要な防災グッズの多くをカバーしたセットもあります。

しかし、生理用ナプキン、下着ライナー、紙ショーツなどの女性用グッズは好みが分かれるので、市販の防災セットに入っているグッズよりも、自分で一つひとつ選んだ方が快適に使うことができます。

また、ブラ付きインナーなどは、個人の体格や体形に合ったものを選ばなければなりません。

女性被災者の話を聞くと、「サイズの合うブラが届かず、仕方なく着けていたが胸と肩が痛くてたまらなかった。」、「ブラのサイズが合わないのが我慢できず、着けるのを止めて厚着した。」という声が多いです。

それだけ、女性の防災グッズ選びはデリケートな問題なのです。

そのため、女性が防災セットを備えるときは、市販の女性用防災セットではなく、信頼性の高い防災メーカーの防災セットを購入し、セットに含まれない女性用のグッズを買い足すことをおすすめしています。

手間と時間はかかりますが、実際に使うことを想定して、自分に合ったものを選ぶようにしてください。

まとめ

女性用の防災セットは、防災メーカーが販売する防災セットを購入し、衛生用品や下着など自分でそろえた方が良いグッズを買い足すのが基本です。

そうすることで信頼性が高く、使い勝手の良いオリジナルの防災セットができあがります。

また、価格も安く抑えることができます。

私は10年以上前、妻の防災セットを自分で作って渡したことがありますが、一つひとつにこだわりすぎたせいで相当な時間がかかり、費用も市販の防災セットの数倍かかりました。

今はコストパフォーマンスや使い勝手の良い防災セットがいくつも販売されているので、余計な時間と費用をかけず防災セットを備えておくことができます。